『ME AND MY FRIENDS』 上映会レポ

日中集中豪雨に見舞われた都内。丸の内線が止まったり交通が混乱する中、
8/26夜 Mitteにて『ME AND MY FRIENDS』上映会が行われました。

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東京という街を舞台に、等身大の若きスケーター仲間の姿を
4年もの長い歳月をかけて追い続けたドキュメンタリー。
「トリックではなく、人を撮りたい」という杉本監督の言葉通り、
これ見よがしなスケート技や、ギミックに溢れた映像がメインの
従来のスケートボード・フィルムとは異なる、人間味のある視点が特徴的です。

「コンクリート・ジャングル」と呼ばれるアスファルトの街、東京。
人々が忙しなく行き交う無機質な都会のアノニマスな路上も、
スケーターたちにとっては自分たちの大切な活動の場、いわば秘密のテリトリー。

彼らがジャンプする瞬間、何の変哲もない路地裏が、無重力のドラマティック空間に変わる。
スケーターというフィルターを通して、知りえなかった東京のもう一つの姿を垣間見させ、
さらには、彼らの個性や生きざまといったものまで浮き彫りにした点が素晴らしいなと。

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個人的には、1960年代、リアリティを求めてスタジオを脱け出した
ヌーヴェル・ヴァーグの監督たちが、手持ちカメラを片手に
パリの路上いたる所で撮影を行っていた、あのライブ感に通じるものを感じました。

また、スケートボード・フィルムの文脈で登場するのは初であろう、
センチメンタルな和製アコースティック音楽(テニスコーツ、oono yuuki etc.)が、
若者たちの刹那の青春の煌きをフィルムに永遠に焼き付けるべく、
劇中で効果的に使われていたのがとても印象的でした。

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上映後は、そのまま杉本監督から作品に関するティーチイン。
見終わったお客様から質問が飛び交い、作品に込められた哲学のようなものを
監督から直接お聞きすることができ、有意義なひと時となりました。

お足元の悪い中お集まり頂いた参加者の皆様、
そして上映会にご賛同ご協力頂いた杉本監督、どうも有難うございました!!

【追記】 監督、約2年前の都内某所での撮影時に「こんなところで何やってるの!?」
と睨んでしまいスミマセンでした。あの時の映像がこんな風に作品になり、
お店で上映することになるなんて、人生って不思議なものですね。
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by hongomitte | 2011-08-28 01:20 | イベント他


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