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Kuff Luff 書籍発売記念ワークショップのお知らせ

当店でお取り扱いしている紙雑貨ブランド KuffLuff さんが、
雑貨デザイナーの宇田川一美さんと共著で出された本
『レトロかわいいアンティーク手づくり文房具』。

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紙、布、皮、木…… 様々な素材を使って、
自分だけのステーショナリーを作るという
手作り雑貨好きにはたまらない一冊となっています。

こちらの本の中で、Kuff Lufffさんは
ワックスペーパーで作る小さな袋、カードなどのプチアイテム、
古書を再利用したファイルなどの章を担当。
巻末にはKuff Lufffさんが、この本のために制作した
レトロかわいい素材集があって、雑貨づくりに重宝しそう。

かなり実践的な内容なので、さっそく何か作ってみたい!
という方のために、昨年 古本ノートの展示販売を行った本郷ビルで、
再びKuff Lufffさんのワークショップを開催したいと思います。

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『レトロかわいいアンティーク手づくり文房具』
 書籍発売記念 Kuff Luff ワークショップ

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■10/13(土)
・14時〜 古本ファイルづくり
・17時〜 ワックスペーパーを使った雑貨づくり
(パスケース、型抜き切手入れ、オーナメントソックス、スプーンカードなど)

■10/14(日)
・14時〜 ワックスペーパー
・17時〜 ワックスペーパー
(パスケース、型抜き切手入れ、オーナメントソックス、スプーンカードなど)

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会場:文京区本郷3-33-3 本郷ビル3F(本郷通り沿い 1F鶏ジロー)
アクセス:丸ノ内線・大江戸線 本郷三丁目駅より徒歩3分
参加費 2000円(材料・お茶代込み) 当日は手ぶらでお越し下さい。
所要時間:約2時間
申し込み方法: kuffluff@gmail.com までメール頂くか、
またはTwitter(@kuffluff)までお申し込み下さい。
(お手数ですが、@マークを半角に変更下さい)

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※写真は参考品です。実際の制作物は仕様等、若干変更があります。

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ワックスペーパーは趣がありながら、丈夫で汎用性の高い紙ですので、
ぜひこの機会に作り方をマスターして下さいね。

ちなみに、この本の一章にはKuff Luffさんによる
「文房具としてよみがえる美しい古書」というコラムがあります。

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古書の「もの」としてのたたずまいを生かしながら、
雑貨に甦らせるコンセプトは、レトロかわいい手づくり文房具
という本のテーマにぴったり。

「古書を使った手づくり文房具」で紹介されている
古本ファイルや古本ノートも、元々はKuff Luffさんとの会話から
生まれたアイテムだと思うと、私自身、感慨深いものがあります。
# by hongomitte | 2012-10-06 12:03 | イベント他

小さな東欧雑貨展 開催中 9/30(日)まで

小さな東欧雑貨展 開催中 9/30(日)まで_b0177281_2141070.jpg
夏から秋へ、季節が移ろい行くこの時期。
お部屋のインテリアも秋に向けて模様替えしたくなる――
そんな方にお勧めの 「東欧の雑貨展」、内容をご紹介します。

まず、近年のフォークロア・ブームで注目を集める
ルーマニアの民芸品から、コロンド焼、ホレズ焼などの陶器、
そして美しい図案集付きの民族衣装の刺繍本、布小物。

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トランシルヴァニアなど、昔ながらの農村地帯に伝わる
民芸品たちは、素朴でどこか郷愁を感じさせるものばかり。

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ルーマニア正教などの十字架、イコン・ポストカードといった
厳かで異国情緒溢れる宗教雑貨も展示しています。

次にご紹介するのは、ポーランドの雑貨。
ウォヴィチのカラフルな切り絵をモチーフにした紙雑貨など。

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そして、ハンガリーの刺繍本や陶製絵皿。
自然豊かな国、ハンガリーらしく、モチーフはいつも草花。

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さらに、懐かしくて温かみのある作風が多い、チェコや
ハンガリーなど東欧絵本たちも色々取りそろえています。

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諸般の事情により、期間は明日9/30(日)までと短めですが、
ミッテと同じ本郷ビルで開催中。
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄り下さい。

◆東欧の雑貨展◆
 
開催期間:9月28日(金)~30日(日)まで
会場:文京区本郷3-33-3 本郷ビル別室(本郷通り沿い 1F鶏ジロー)
時間:14:00〜19:00頃(※天候等により変更の可能性有)
アクセス:丸ノ内線・大江戸線 本郷三丁目駅より徒歩3分
# by hongomitte | 2012-09-29 23:35 | イベント他

Mitte(n) vol.4 特集「本郷レトロスペクティブ」好評配布中!

Mitte(n) vol.4 特集「本郷レトロスペクティブ」好評配布中!_b0177281_3444130.jpg
本郷・湯島の地域情報を盛り込んだ、お店発のフリーペーパー「Mitte(n)」。
皆様の“真ん中で” 様々な話題をお届けしてきたこの冊子ですが、
早いもので発行から丸1年が経過いたしました。 
(過去号についてはこちら→創刊vol.2vol.3

最新号のvol.4は、Mitteお客様コラムページを増強!
さらに特集「本郷レトロスペクティブ」と題し、
歴史情緒ある街・本郷にフォーカスした内容になっています。

配布開始から2ヵ月ほど経過していますが、
「面白い!」「読みごたえがある」など、
各方面からかなりの反響を頂いています。
中には、フリーペーパーが欲しいと関西からいらした方も。

そんな無料小冊子『Mitte(n)』は
雑貨屋 Mitteにご来店頂いたお客様をはじめ、
本郷・湯島、その他エリアの下記店舗で配布中です。

【本郷・湯島エリア】  
松竹堂cafe (カフェ、定食)
喫茶 こころ
喫茶 ルオー
喫茶 ユーミン
万定フルーツパーラー
 ヴァリエテ本六 (古書、ギャラリー)
 Kinotolope (美容室)
 Cafe TIES (cafe)
 nico (輸入雑貨店)
 Bar 道
 名曲喫茶 カデンツァ 
 わかば整体  (整体院)

【その他のエリア】
 雑貨 百水  (千石)
 古書ほうろう (谷根千)
食堂 アンチヘブリンガン (水道橋)
喫茶「扉」 (茗荷谷) 
ハチマクラ (高円寺)
アール座読書館 (高円寺) 
PAPER AIRPORT (東北沢)   
手紙舎 調布PARCO店  (調布)
 →「今日のお手紙」で紹介頂きました。

その他、文京区内の国立大学
文学部研究室などにも置かせて頂いてます。

**
今号の中身をご紹介すると…

スウェーデン人の国民食・シナモンロール、
旧ユーゴスラヴィアのハリネズミ絵本、
本郷の隠れレトロスポット 喫茶ユーミン、
昭和少女漫画レア・グルーヴ、百年前の本郷って?
漱石の小説『三四郎』を再生=Play Back、
西片の橋、吉田健一『東京の昔』を読む、
戦前期少女雑誌にみるお針ごと、カフェ松竹堂の夜時間……  
などなど、興味深いコラムが盛りだくさん!

8月中、可能な限り補充を行う予定ですが、
配布部数が無くなっていた場合はご了承下さい。

【追記、訂正など】
大変残念なお知らせですが、
本郷・湯島の店舗情報掲載の「鳥よし」さんが、
6月末をもって閉店されました。
(※現在のテナントは焼鳥「鶏ジロー」さんです)

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いつも気にかけて下さった鳥よしの女将さん。
毎晩のように「あなたよく頑張ってるわね」
と声をかけて頂いた思い出が――。
本当にお世話になりました。

そして、
素晴らしい原稿をお寄せ頂いた
執筆者各位様、度重なる赤字修正に
辛抱強くお付き合い下さったデザイナーT氏、
原稿執筆だけでなく製本もお手伝い頂いた
IさんとSさん、皆様の多大なるご協力があって
vol.4を発行することができました。
誠に有難うございました!
# by hongomitte | 2012-08-03 23:13 | mitte(n)

4/28(祝) 第14回 谷根千一箱古本市に参加します!

4/28(祝) 開催の 第14回 谷根千一箱古本市
11時~16時まで
谷中 COUZT CAFE さんの前に出店します。

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絵本、古書、ムック計200点ほど、
ヨーロッパ雑貨屋ならではの品揃えで展開します。

当日の谷根千はスタンプ・ラリーなどイベントも盛りだくさん、
ぜひお気軽に遊びにいらしてくださいね。

4月28日(祝)の店主一覧、開催場所はこちら

***

不忍ブックストリートWEEKは、
Mitteの古書、ムックなどが20%~50%とお買い得。
(※希少本など、対象外商品あり)

また、ハッピーな読書タイムを演出する小物、
ポーランド陶器のマグをお買い上げの方は、さらに200円 OFF!
(~5/3まで)

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ぜひこの機会をご利用下さい。
# by hongomitte | 2012-04-26 21:51 | お知らせ

川勝さんのいた時代~Requiem pour Le pop-addict

川勝さんのいた時代~Requiem pour Le pop-addict_b0177281_23343928.jpg

バブルは弾けていたものの、
好景気の余韻がまだ街に残っていた90年代初頭。
ちまたではトレンディドラマが人気を博し、
女子大生は皆、ドリカムの唄のような
バラ色の「未来予想図」を思い描いていた…。

が、そんな「いかにも」な人生なんてツマナライ!と
アニエスb.のボーダーシャツに反骨精神を込め、
渋谷のWAVEやHMVといったCDショップにライヴハウス、
そして単館系の映画館をテリトリーにしていた文化系女子の私にとって、
川勝正幸さんはつねにオルタナティブで刺激的な
ポップカルチャーの道先案内人でした。

コーネリアスや小沢健二、スチャダラパーといった
キラ星のような渋谷系アーティストを、先輩風吹かすことなく、
対等な立場でバックアップ/レコメンドしていたのも敬服すべきことですが、
個人的に一番印象深く、もっとも影響を受けたと思うのは
一級のアメリカかぶれとしての、セルジュ・ゲンズブール再解釈です。

ともすれば、シャンソンや、ワールドミュージックといった
矮小されたジャンル枠に収められがちな彼の作品を、
ポップスやロック、ブラックミュージックの影響下にある音としてきちんと評価し、
「ビートのプレイボーイ」という、いかした称号まで与えた川勝さん。

その尽力によって、ゲンズブールの繊細かつパンクな魅力を知り、
詞を暗記してしまうほど、デカダンな唄の世界にのめりこみました。
ゲンズブールの墓参りをしたい、サンジェルマンの家を訪ねたい、
そして彼が生きた街に住みたい!と、パリ留学も決行。
おかげで一年大学を留年することにはなりましたが…

その後、ゲンズブールが監督した作品、
ジェーンとゲンズブール共演の映画も次々公開されるようになり、
私たち世代のフレンチマニアックは
みな夢中になって映画館に駆けつけたものです。

* *

ほかの方もよく言われていることですが、
川勝さんほど、ライヴやコンサート会場で
出くわす回数の多かった業界の方はいません。
私はブライアン・ウィルソン復帰後間もない来日公演の時と、
ジョアン・ジルベルトの2度目の来日の時はすぐ近くの席におり、
「氏はこのコンサートをどう観てるんだろうか…」と
つい意識してしまったのを、記憶しています。

川勝さんと共有したあの時代、至福のライヴ空間も含めて、
すべてが不可逆な「時間」というものの儚さを、感じずにはいられません。

(画像はゲンズブールのRemix版、Jane Birkin
Je t'aime moi non plusのシングル。私物です)
# by hongomitte | 2012-02-24 23:52 | 店主の趣味